福山の暮らし|くらしの手続きガイド
福山市のパスポート申請・受取ガイド|必要書類・窓口・かかる日数まとめ
海外旅行や留学、出張──パスポート(旅券)が必要になったら、まず押さえたいのが「どこで申請できるか」「何を持っていくか」「いくらかかって、いつ受け取れるか」の4点です。福山市では市役所本庁のほか、松永・北部・東部・神辺の各市民サービス課でも申請と受取ができ、2025年からはマイナポータルによる電子(オンライン)申請も始まりました。さらに2026年7月には手数料が引き下げられています。この記事では、福山市の実際の窓口・受付時間・必要書類・手数料・かかる日数を公式情報にもとづいて整理し、初めての方でも迷わず手続きを終えられるようにまとめました。
パスポート申請の基本(新規・切替・有効期間・手数料・日数)
手続きの中身に入る前に、パスポート申請の全体像を押さえておきましょう。「新規なのか切替なのか」「5年用と10年用のどちらを選ぶか」「いくらかかるか」「いつ受け取れるか」──この4点が分かれば、あとは書類を揃えて窓口へ向かうだけです。福山市の運用にもとづいて順に見ていきます。
新規申請と切替申請(更新)の違い
初めてパスポートを作る場合や、有効期限がすでに切れている場合は「新規申請」です。一方、有効なパスポートを持っていて、残りの有効期間が1年未満になった、査証(ビザ)欄の余白が少なくなった、といった場合は「切替(更新)」の手続きになります。福山市の案内では、有効期間内の申請対象者は原則として残存有効期間などの条件を満たす人とされています。切替でも新しい番号のパスポートが発給される点は新規と同じで、必要書類もほぼ共通です。ただし切替の場合は「現在お持ちのパスポート」を必ず持参する必要があります。自分がどちらに当たるか分からないときは、手元のパスポートの有効期限を確認し、迷えば市民課旅券担当(084-928-1144)へ問い合わせるのが確実です。
有効期間5年用・10年用どちらを選ぶか
パスポートには有効期間10年用と5年用があります。18歳以上の人は10年用・5年用のどちらでも選べますが、18歳未満(12歳以上)は5年用のみとなります。10年用は一度取得すれば長く使え、5年用よりも1回あたりの取得回数を減らせるのがメリット。一方、写真は年月とともに顔立ちが変わるため、成長期のお子さんや「数年後にまた更新でよい」という人は5年用を選ぶケースもあります。手数料は10年用のほうが高く設定されているため、渡航頻度と写真の使い勝手を踏まえて選びましょう。なお12歳未満は自動的に5年用となり、手数料も別区分になります。
手数料はいくらか(2026年7月改定・引き下げ後)
手数料は「国の手数料(収入印紙)」と「広島県の手数料」の合計で決まります。2026年7月1日の申請分から手数料が引き下げられ、広島県内の窓口(通常発給)では、10年用が書面申請9,300円・電子申請8,900円、5年用(12歳以上)が書面申請4,800円・電子申請4,400円となっています(広島県公式の手数料一覧より)。電子申請のほうが県手数料が安く設定されており、書面より数百円お得になります。12歳未満の5年用は国の手数料区分が異なるため、金額は公式でご確認ください。手数料は今後も改定される可能性があるため、申請前に広島県の最新一覧を必ずチェックしてください。支払いは受取時に、収入印紙と広島県の証紙(または現金)で納めるのが一般的です。
申請から受取までにかかる日数
パスポートは申請したその日には受け取れません。書類審査を経てパスポートが作成されるため、受取までには一定の日数がかかります。一般的な目安はおおむね1週間前後(土日・祝日を除く)とされますが、福山市は2026年7月以降「申請した日から交付までの期間を通常より多く要する可能性があります」と案内しており、余裕をもった申請を呼びかけています。渡航予定が決まったら、できるだけ早く申請するのが鉄則です。正確な交付予定日は、申請時に渡される旅券受領証(または電子申請の受付票)に記載されるので、それに従って受取に向かいましょう。ゴールデンウィークや年末年始、卒業旅行シーズンなどは窓口が混み合い、日数が延びやすい点にも注意してください。
福山市のパスポート窓口の選び方
住んでいる地域・通勤動線で選ぶ
福山市内でパスポートの申請・受取ができるのは、市役所本庁の市民課に加え、松永・北部・東部・神辺の各市民サービス課です。自宅や勤務先から近い窓口を選べば、申請と受取の2回の来庁が負担になりにくくなります。松永地区なら松永市民サービス課、駅家・北部エリアなら北部市民センター内の北部市民サービス課、といった具合に、生活圏に合わせて選ぶのがおすすめです。
仕事帰りに受け取りたいなら金曜の延長窓口
福山市では、本庁市民課と松永・北部・東部・神辺の各市民サービス課の5窓口で、毎週金曜日(祝日を除く)に窓口時間を19時まで延長しています。パスポートの受取もこの延長時間の取扱業務に含まれているため、平日の日中に来られない会社員の方でも、金曜の仕事帰りに受け取ることができます。ただし転入・転居・転出などの住所異動の届出は延長時間の対象外です。申請については通常の受付時間内(平日8時30分〜17時15分)が基本となるため、金曜延長で受け取れるかは事前に窓口へ確認しておくと安心です。
申請と受取は「同じ市町」で行う
広島県内では、住民票の住所または居所が県内にある人は、県内どの市町の窓口でもパスポートの手続きができます。ただし重要なルールとして、申請した市町と同じ市町で受け取る必要があり、申請先と違う市町での受取はできません。福山市で申請したら、受取も福山市の窓口です。さらに、同じ福山市内でも申請した窓口で受け取るのが原則となる場合があるため、申請時に「どの窓口で受け取れるか」を確認しておきましょう。申請・受取とも本人が窓口に行く必要があり、代理申請・代理受取は原則できません。
必要書類を揃える(申請書・戸籍・写真・本人確認)
パスポート申請で最もつまずきやすいのが書類の準備です。福山市の案内をもとに、新規・切替で必要になる書類を一つずつ確認しましょう。不足があるとその日に受理されず、出直しになってしまうので、来庁前のチェックが肝心です。
一般旅券発給申請書
申請書は「10年用」と「5年用」で用紙が分かれています。窓口に用紙が備え付けられているほか、現在は外務省のオンライン申請書作成サービスで必要事項を入力・印刷して持参することもできます。記入は黒のボールペンで、署名欄は必ず本人が記入します(乳幼児など本人が書けない場合は法定代理人が代署)。書き損じに備え、窓口で記入する場合は時間に余裕をもって行きましょう。電子申請の場合は、この申請書自体をマイナポータル上で作成するため、紙の申請書は不要になります。
戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)
新規申請と、記載事項(氏名・本籍など)に変更がある切替では、発行から6か月以内の戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)が1通必要です。家族で同時に複数人が申請する場合、同一戸籍であれば1通で足りることがあります。本籍が福山市外にある人は、本籍地の市区町村で取り寄せる必要があるため、日数を見込んで早めに準備しましょう。なお電子(オンライン)申請では戸籍情報がシステム連携されるため、原則として紙の戸籍謄本の提出が不要になります。これは電子申請の大きなメリットの一つです。切替で記載事項に変更がない場合は、戸籍謄本が省略できるケースもあります。
パスポート用写真の規格
写真は申請日前6か月以内に撮影した、縦45ミリメートル×横35ミリメートルのものを1枚用意します。正面・無帽・無背景(影のない明るい背景)で、顔の大きさや位置にも細かい規格があります。ふちなし・カラーでもモノクロでも可ですが、スナップ写真の切り抜きや加工した写真は受理されません。規格を満たさないと撮り直しになるため、パスポート対応をうたう写真店やスピード写真機を使うと確実です。電子申請の場合は、スマートフォンなどで規格に沿って撮影した写真データをアップロードします。眼鏡やヘアスタイルで顔の輪郭が隠れると不可になることがあるので注意しましょう。
本人確認書類
申請者本人であることを確認するため、本人確認書類が必要です。マイナンバーカードや運転免許証など、顔写真付きで公的機関が発行した書類は1点で足ります。一方、健康保険証や年金手帳のように顔写真のないものは、単独では不可で、学生証や社員証などを組み合わせて2点必要になります。有効期限内の原本が必要で、コピーは認められません。どの書類が1点で足りるか2点必要かは細かく定められているため、手元の書類で足りるか不安なときは、事前に福山市の窓口や広島県の申請ガイドで確認しておくと安心です。
住民票の写しが必要になるケース
福山市に住民登録がある人は、原則として住民票の写しは不要です(窓口で確認できるため)。ただし、福山市に住民登録がなく、居所として福山市で申請する場合や、県内の他市町に住民票があって福山市で申請する場合などは、住民票の写しの提出を求められることがあります。単身赴任・学生など住民票と実際の居住地が異なる人は、事前に自分のケースで住民票が要るかどうかを確認しておきましょう。
未成年・15歳未満の申請の場合
18歳未満の未成年者が申請する場合、一般旅券発給申請書の裏面にある「法定代理人署名」欄に、親権者(父または母)などの署名が必要です。乳幼児など本人が署名できない場合も、写真は本人のものを用意し、法定代理人が申請書を作成します。受取は原則として本人が窓口に行く必要があり、これは乳幼児でも同様で、赤ちゃんを連れて受取に向かうことになります。詳しい取り扱いは年齢によって異なるため、お子さんの申請前に福山市の案内を確認しておきましょう。
📋 福山市の申請・受取窓口 一覧比較表
福山市内でパスポートの申請・受取ができる5つの窓口を一覧にまとめました。所在地・受付時間・金曜延長の有無をひと目で比較できます。金曜の延長(19時まで)は5窓口すべてで実施されており、パスポートの受取が対象です。
| 窓口 | 所在地 | 通常受付時間 | 金曜延長(受取) | 電話 |
|---|---|---|---|---|
| 本庁 市民課(旅券担当) | 東桜町3-5 市役所本庁舎1階 | 平日 8:30〜17:15 | ◯ 19時まで | 084-928-1144 |
| 松永市民サービス課 | 松永町3-1-29(松永支所内) | 平日 8:30〜17:15 | ◯ 19時まで | 084-930-0401 |
| 北部市民サービス課 | 駅家町大字倉光37-1 北部市民センター内 | 平日 8:30〜17:15 | ◯ 19時まで | 084-976-8801 |
| 東部市民サービス課 | 伊勢丘6-6-1 東部市民センター1階 | 平日 8:30〜17:15 | ◯ 19時まで | 084-940-2570 |
| 神辺市民サービス課 | 神辺町大字川北1151-1 神辺支所内 | 平日 8:30〜17:15 | ◯ 19時まで | 084-962-5010 |
※受付時間・金曜延長の取扱範囲・申請と受取で異なる可能性があります。最終確認 2026年7月7日時点。最新は福山市公式でご確認ください。金曜延長では住所異動などの届出は取り扱えません。
📖 各窓口の詳細(本庁・松永・北部・東部・神辺)
ここからは5つの窓口を一つずつ詳しく紹介します。所在地・受付時間・電話番号・地図をまとめました(受付時間や取扱範囲は変わることがあるため、来庁前に公式でご確認ください)。
本庁 市民課 旅券担当(福山市役所本庁舎1階)
📍 東桜町3番5号 / 福山市の中心窓口 / 平日全日・金曜19時まで
福山市のパスポート手続きの中心となる窓口です。JR福山駅から近い市役所本庁舎の1階にあり、市民課の旅券担当が申請・受取に対応します。市内で最も取扱件数が多い窓口で、電話(084-928-1144)で手続きや必要書類の相談ができます。
受付は平日(祝日、年末年始12月29日〜1月3日を除く)が基本で、毎週金曜日は19時まで窓口時間を延長しています。パスポートの受取は金曜延長の対象なので、平日の日中に来られない方は金曜の夕方以降に受け取ることができます。ただし住所異動などの届出は延長時間には取り扱えません。
初めての申請で書類に不安がある方、切替や記載事項変更で判断に迷う方は、まずこの本庁窓口に相談するのが確実です。駐車場は市役所の来庁者用駐車場を利用できますが、混雑時は公共交通機関の利用も検討しましょう。
| 所在地 | 福山市東桜町3番5号 福山市役所本庁舎1階(市民課) |
|---|---|
| 取扱 | パスポートの申請・受取 |
| 受付時間 | 平日 8:30〜17:15/毎週金曜は19時まで延長(受取対象・祝日除く) |
| 休み | 土日祝、年末年始(12/29〜1/3)※金曜延長でも住所異動届出は不可 |
| 電話 | 084-928-1144(市民課旅券担当) |
松永市民サービス課(松永支所内)
📍 松永町3-1-29 / 松永・今津エリア / 金曜19時まで
福山市西部の松永地区にある窓口で、松永支所内に置かれています。松永・今津・柳津方面にお住まいの方にとって、本庁まで出向かずにパスポートの申請・受取ができる便利な窓口です。戸籍・住民記録などの窓口業務とあわせて旅券を取り扱います。
受付は平日が基本で、本庁と同様に毎週金曜日(祝日を除く)は19時まで時間を延長しており、パスポートの受取に対応します。仕事帰りに立ち寄って受け取りたい松永エリアの会社員の方にも使いやすい窓口です。申請については通常の受付時間内が基本となるため、金曜延長で申請まで完結できるかは事前に確認しておくと安心です。
電話は084-930-0401。必要書類や受取可能日について事前に問い合わせておくと、来庁が一度で済みます。
| 所在地 | 福山市松永町3丁目1番29号(松永支所内) |
|---|---|
| 取扱 | パスポートの申請・受取 |
| 受付時間 | 平日 8:30〜17:15/毎週金曜は19時まで延長(受取対象・祝日除く) |
| 電話 | 084-930-0401 |
北部市民サービス課(北部市民センター内)
📍 駅家町大字倉光37-1 / 駅家・北部エリア / 金曜19時まで
福山市北部の駅家町にある北部市民センター内の窓口です。駅家・加茂・広瀬方面など、市の北側にお住まいの方が本庁まで出向かずに手続きできる拠点として機能しています。センターの1階・2階に窓口機能があり、旅券は住民記録などの窓口とあわせて取り扱われます。
受付は平日が基本で、毎週金曜日(祝日を除く)は19時まで延長し、パスポートの受取に対応します。北部エリアは本庁から距離があるため、地元の窓口で申請から受取まで完結できるのは大きな利点です。
電話は084-976-8801(戸籍・住民記録業務)。パスポートの受取可能日や必要書類について、来庁前に確認しておくとスムーズです。
| 所在地 | 〒720-1132 福山市駅家町大字倉光37番地1 北部市民センター1階・2階 |
|---|---|
| 取扱 | パスポートの申請・受取 |
| 受付時間 | 平日 8:30〜17:15/毎週金曜は19時まで延長(受取対象・祝日除く) |
| 電話 | 084-976-8801 |
東部市民サービス課(東部市民センター1階)
📍 伊勢丘6-6-1 / 伊勢丘・東福山エリア / 金曜19時まで
福山市東部の伊勢丘にある東部市民センター1階の窓口です。伊勢丘・引野・東福山方面にお住まいの方に便利な拠点で、住民記録などの窓口とあわせてパスポートの申請・受取を取り扱います。住宅地に近く、東部エリアの生活動線で立ち寄りやすい立地です。
受付は平日が基本で、毎週金曜日(祝日を除く)は19時まで延長し、パスポートの受取に対応します。東福山駅周辺にお勤めの方も、金曜の夕方に受け取りやすい窓口です。
電話は084-940-2570。申請から受取までの流れや必要書類について、事前に問い合わせておくと来庁が一度で済みます。
| 所在地 | 福山市伊勢丘六丁目6番1号 東部市民センター1階 |
|---|---|
| 取扱 | パスポートの申請・受取 |
| 受付時間 | 平日 8:30〜17:15/毎週金曜は19時まで延長(受取対象・祝日除く) |
| 電話 | 084-940-2570 |
神辺市民サービス課(神辺支所内)
📍 神辺町大字川北1151-1 / 神辺・駅家南エリア / 金曜19時まで
福山市北東部の神辺町にある神辺支所内の窓口です。神辺・御幸方面にお住まいの方が本庁まで出向かずに手続きできる拠点で、支所の窓口機能とあわせてパスポートの申請・受取を取り扱います。旧・神辺町エリアの生活拠点として、地域の各種手続きが集まる場所です。
受付は平日が基本で、毎週金曜日(祝日を除く)は19時まで延長し、パスポートの受取に対応します。神辺エリアにお住まいの方は、地元の窓口で申請から受取まで完結できます。
電話は084-962-5010。パスポートの受取可能日や必要書類の確認に活用してください。
| 所在地 | 福山市神辺町大字川北1151番地1 神辺支所内 |
|---|---|
| 取扱 | パスポートの申請・受取 |
| 受付時間 | 平日 8:30〜17:15/毎週金曜は19時まで延長(受取対象・祝日除く) |
| 電話 | 084-962-5010 |
オンライン(電子)申請という選択肢
マイナポータルでできること
マイナンバーカードを持っている人は、マイナポータルからパスポートの新規申請・切替申請を電子で行えます。申請書はオンラインで作成し、写真もスマートフォンなどで撮影したデータをアップロードします。窓口での申請書記入や写真の持参が不要になるため、手続きの下準備を自宅で完結できるのが魅力です。マイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォンがあれば、来庁前の作業がぐっと楽になります。
電子申請のメリット
電子申請には大きく3つの利点があります。1つ目は、戸籍情報がシステム連携されるため、原則として紙の戸籍謄本の取得・提出が不要になること。本籍地が遠方の人ほど恩恵が大きい仕組みです。2つ目は、手数料が書面申請より数百円安く設定されていること。3つ目は、申請のための来庁が省け、書類作成の手間が減ることです。渡航予定が決まっていて書類準備を効率化したい人には、電子申請が有力な選択肢になります。
注意点(受取は窓口へ本人が来庁)
便利な電子申請ですが、受取だけは必ず窓口に本人が出向く必要があります。オンラインで申請が完結しても、パスポートそのものは対面で本人に手渡されるためです。受取時にはマイナポータルの受付票(QRコード)と有効なパスポート、手数料が必要になります。また、申請内容や本人確認の状況によっては窓口での追加対応を求められることもあるため、電子申請でも受取日には時間の余裕をもって向かいましょう。マイナンバーカードの有効期限や電子証明書の失効にも注意が必要です。
申請から受取までの流れ
実際の手続きは、大きく「申請」「審査・作成」「受取」の3ステップです。福山市の運用にもとづき、当日の動きをイメージしておきましょう。
STEP1:窓口で申請する
必要書類(申請書・戸籍謄本・写真・本人確認書類など)を揃えて、福山市内の窓口へ本人が出向きます。窓口で書類のチェックを受け、不備がなければ受理され、交付予定日が記載された旅券受領証が渡されます。この受領証は受取に必須なので大切に保管してください。電子申請の場合はこのステップがオンラインで完結し、受付票(QRコード)が発行されます。
STEP2:審査・パスポートの作成
申請後、書類の審査を経てパスポートが作成されます。この期間があるため、申請日当日には受け取れません。前述の通り、2026年7月以降は通常より日数を要する可能性があると案内されているので、渡航日から逆算して早めに申請するのが安全です。作成状況は原則として交付予定日まで待つ流れになります。
STEP3:窓口で受け取る
交付予定日以降、旅券受領証(書面申請)または受付票のQRコードと有効なパスポート(電子申請)、そして手数料を持って窓口へ向かいます。窓口で手数料(収入印紙と広島県の証紙など)を納め、記載内容を確認してパスポートを受け取ります。金曜の延長時間(19時まで)に受け取れるため、平日日中に来られない方は金曜の活用がおすすめです。
受取は必ず本人が行く
パスポートの受取は、申請者本人が窓口に行くのが大原則です。代理人による受取はできず、乳幼児や病気などで本人が来られない場合も、原則として本人の来庁が求められます。家族であっても代わりに受け取ることはできないため、受取日は本人のスケジュールを確保しておきましょう。
6か月以内に受け取らないと失効する
申請したパスポートは、交付日から6か月以内に受け取らないと失効します。失効すると、手数料は戻らず、改めて新規申請が必要になってしまいます。せっかく申請しても受け取り忘れると無駄になるため、交付予定日を過ぎたら早めに受取に向かいましょう。渡航予定が延期・中止になった場合でも、受け取るだけは済ませておくのが無難です。
こんな時どうする(紛失・切替・改姓・急ぎ・未成年)
基本の新規申請以外にも、パスポートにまつわる手続きはさまざまです。よくあるケースごとに、福山市・広島県での対応の考え方を整理します。いずれも詳細は公式・窓口で必ず確認してください。
パスポートを紛失・盗難・焼失したとき
パスポートをなくしたり盗まれたりした場合は、まず「紛失一般旅券等届出(届出)」を行い、その上で新たに発給申請をします。届出には紛失・盗難の事実を示す書類(警察への届出情報など)や、本人確認書類、写真などが必要です。有効なパスポートが手元にない状態での手続きになるため、通常より確認事項が増えます。渡航が迫っているときほど早めに窓口へ相談してください。海外で紛失した場合は現地の日本大使館・総領事館での手続きになります。
有効期限が近い・査証欄がいっぱい(切替申請)
残りの有効期間が1年未満になった、査証(ビザ)欄の余白が少なくなった、パスポートが破損した、といった場合は「切替新規」の発給申請をします。現在持っているパスポートを窓口に持参し、原則として記載事項に変更がなければ戸籍謄本を省略できることがあります。新しいパスポートは新規と同じく10年用・5年用から選べ(18歳未満は5年用)、手数料も新規と同額です。有効期限ぎりぎりでの渡航は入国できない国もあるため、余裕をもって切り替えましょう。
結婚・離婚などで氏名や本籍が変わったとき
婚姻や離婚、養子縁組などで氏名(姓)や本籍が変わった場合は、パスポートの記載事項を実際と合わせる必要があります。この場合、有効期間はそのままで記載事項だけを変更する「残存有効期間同一旅券」の申請と、10年用・5年用を新たに取り直す「新規発給」のいずれかを選びます。いずれも変更を証明する戸籍謄本などが必要で、県手数料がかかります。どちらを選ぶかで費用と有効期間が変わるため、窓口で相談して決めるのが確実です。
急いでパスポートが必要なとき(早期発給)
渡航が間近で通常の日数では間に合わない事情がある場合、「早期発給」という制度があります。広島県では県庁(広島市)での早期発給手続きが案内されており、通常発給より県手数料が高く設定されています(例:10年用の書面申請で合計13,300円、5年用で合計8,800円)。早期発給は福山市の窓口ではなく県庁での手続きとなり、事情の確認や書類が別途必要になる場合があります。まずは福山市の窓口または広島県に電話で相談し、間に合うかどうか・どこで手続きするかを確認してください。急ぎの事情がなくても、混雑期は早めの申請が基本です。
未成年・乳幼児のパスポートを作るとき
18歳未満のお子さんの申請では、申請書の法定代理人署名欄に親権者の署名が必要です。12歳以上18歳未満は5年用のみ、12歳未満も5年用となります。乳幼児でも写真は本人のものを用意し、規格(正面・無帽・無背景)を満たす必要があります。赤ちゃんの写真は表情や向きで規格を外しやすいため、パスポート対応の写真店を利用すると安心です。受取は本人(乳幼児を含む)の来庁が原則となるため、受取日にはお子さんを連れて窓口へ向かう段取りを組んでおきましょう。
申請前に知っておきたい注意点
最後に、福山市でパスポートを申請する前に押さえておきたい実務的なポイントをまとめます。ちょっとした確認で、二度手間や慌てる場面を防げます。
金曜は19時まで延長、ただし住所異動は不可
本庁市民課と松永・北部・東部・神辺の各市民サービス課は、毎週金曜日(祝日を除く)に19時まで窓口時間を延長しており、パスポートの受取に対応します。仕事帰りに受け取りたい方には便利ですが、転入・転居・転出などの住所異動の届出は延長時間には取り扱えません。引っ越しの手続きとパスポートをまとめて済ませようとする場合は、住所異動は通常の受付時間内に行う必要がある点に注意してください。
混雑しやすい時期は日数に余裕を
ゴールデンウィーク前、夏休み・お盆前、年末年始前、卒業旅行シーズン(1〜3月)などは、パスポートの申請が集中して窓口が混み合います。混雑期は交付までの日数が延びやすく、待ち時間も長くなりがちです。渡航予定が決まったら、こうした繁忙期を見越してできるだけ早く申請するのが安全策です。特に2026年7月以降は通常より日数を要する可能性があるとされているため、余裕をもった計画を心がけましょう。
申請と受取は同じ市町・同じ窓口で
繰り返しになりますが、申請した市町と違う市町では受け取れません。福山市で申請したら受取も福山市です。同じ福山市内でも、どの窓口で受け取れるかは申請時に確認しておきましょう。県内に住民票または居所がある人は県内どの市町でも申請できますが、住民票のある市町以外で申請する場合は住民票の写しが必要になることがあります。単身赴任・学生など住所と居住地が異なる方は、事前確認を忘れずに。
取得後に確認したいこと
無事にパスポートを受け取ったら、渡航前に必ずチェックしておきたいことがあります。せっかく取得しても、確認漏れで出国できないケースを防ぎましょう。
受取時にその場で記載内容を確認する
窓口で受け取ったら、氏名(ローマ字表記)、生年月日、本籍の都道府県、有効期限などに誤りがないか、その場で必ず確認しましょう。特にローマ字のつづりは、航空券やビザと一致していないとトラブルの原因になります。万一記載に誤りがあれば、窓口を離れる前に申し出るのが確実です。
所持人自署(サイン)を記入する
パスポートには本人のサイン(所持人自署)を記入する欄があります。これは出入国やクレジットカード利用時などの本人確認に使われる大切なサインです。漢字・ローマ字のどちらでも構いませんが、普段使う署名と統一しておくとスムーズです。受け取ったら早めに記入しておきましょう。
残存有効期間と査証欄の余白を確認する
渡航先の国によっては、入国時に「パスポートの残存有効期間が6か月以上」などの条件を課すことがあります。手持ちのパスポートで渡航する場合は、渡航先の入国条件を満たす残存期間があるか、査証(ビザ)欄に十分な余白があるかを事前に確認してください。条件を満たさない場合は、渡航前に切替申請をしておく必要があります。
大切に保管し、コピーも用意しておく
パスポートは重要な身分証明書です。紛失すると再取得に手数料と日数がかかるうえ、悪用のリスクもあります。渡航時は顔写真ページのコピーやスマートフォンの写真を別に持っておくと、万一の紛失時に現地手続きがスムーズです。自宅では他の重要書類とまとめて、家族が場所を把握できるところに保管しておくと安心です。
よくある質問
福山市でパスポートを申請できる窓口はどこですか?
受付時間は何時から何時までですか?
手数料はいくらですか?
申請してから何日で受け取れますか?
必要な書類は何ですか?
オンライン(電子)申請はできますか?
受取を家族に頼むことはできますか?
急いでパスポートが必要です。すぐに作れますか?
子どもや赤ちゃんのパスポートも作れますか?
結婚して名字が変わりました。手続きは必要ですか?
出典・参考
・福山市ホームページ「パスポート(旅券)の受取」https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/shimin/1973.html
・福山市ホームページ「旅券(パスポート)」https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/life/sub/4/3/15/
・福山市ホームページ「2019年12月2日からパスポート(旅券)の申請先を拡大しています」https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/shimin/166219.html
・福山市ホームページ「毎週金曜日は市民課窓口の時間延長(19時まで)をしています」https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/shimin/1950.html
・広島県「手数料一覧(旅券)」https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/38/1219376931373.html
・広島県「旅券(パスポート)申請のごあんない/窓口一覧」https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/38/1168396405487.html
・松永/北部/東部/神辺 各市民サービス課(福山市公式ページ)
※手数料・受付時間・必要書類・交付までの日数・オンライン申請の可否は最終確認 2026年7月7日時点。制度改定・運用変更で変わることがあります。実際の手続き前に、福山市および広島県の公式ページで最新・正確な情報を必ずご確認ください。