福山の暮らし|病院・医療
福山市の夜間・休日診療ガイド|救急・急患対応の病院と連絡先まとめ
急な発熱や腹痛、子どもの体調悪化、突然の歯の痛み──診療所や病院が閉まっている夜間や休日に体調を崩すと、「どこに行けばいいのか」「そもそも受診すべきなのか」と迷うものです。この記事では、福山市と広島県が公式に案内している夜間・休日の医療機関と相談窓口を、実在する連絡先とあわせて整理しました。まずお伝えしたいのは、命に関わると感じたら迷わず119番だということ。そして、判断に迷うときこそ電話相談を使ってほしいということです。落ち着いて行動できるよう、いざというときの「順番」を一緒に確認していきましょう。
意識がない・呼びかけに反応しない、呼吸が苦しい・していない、胸をしめつけられるような強い痛み、ろれつが回らない・体の片側が動かない、大量の出血、けいれんが続く──こうした症状があるときは、ためらわずに救急車(119)を呼んでください。
「救急車を呼ぶべきか迷う」ときは、24時間対応の救急相談センター 備後圏域「#7119」へ。子どもの急病で迷うときはこども医療でんわ相談「#8000」へ。
※本記事の診療時間・対応科目・受付は変わることがあります。受診の前に必ず電話および各機関の公式サイトでご確認ください。
命に関わる緊急時の判断と連絡先【まず読む】
夜間や休日に体調を崩したとき、最初に決めるべきは「これは救急車が必要なほど緊急か、それとも相談・受診で対応できるか」です。この判断を助けるために、福山市と広島県では複数の窓口が用意されています。まずはそれぞれの役割と連絡先を頭に入れておきましょう。緊急度が高いと感じたら、迷っている時間そのものがリスクになります。判断に自信が持てないときは、遠慮なく電話をかけてください。
迷わず119番に電話すべきサイン
次のような症状があるときは、夜間・休日を問わず救急車(119番)を呼ぶことが検討されます。意識がない・もうろうとしている、呼吸をしていない・息が苦しそう、突然の激しい頭痛や胸の痛み、顔や手足の片側が動かない・しびれる、ろれつが回らない、大量の出血、けいれんが止まらない、広い範囲のやけどなど。総務省消防庁も、こうした緊急性の高いサインがある場合はためらわず119番通報するよう呼びかけています。「大げさかもしれない」と遠慮して手遅れになるより、通報して指令員の判断をあおぐほうが安全です。通報の際は、住所・目印、症状、いつからか、持病や飲んでいる薬を落ち着いて伝えましょう。
救急車を呼ぶか迷ったら 救急相談センター #7119
「救急車を呼ぶほどではない気もするけれど、このまま様子を見ていいのか不安」というときのための窓口が、救急相談センター「#7119」です。広島県では、令和6年(2024年)4月から福山市を含む備後圏域がこの#7119の対象エリアに加わりました。看護師などの相談員が症状を聞き取り、救急車を呼んだほうがよいか、急いで受診すべきか、翌日でよいかといった見きわめを助言してくれます。電話番号は短縮ダイヤルの「#7119」。つながりにくい場合や県外(岡山県・山口県)の携帯電話からかける場合は「082-246-2000」を利用します。対応は24時間365日で、相談は無料(通話料は自己負担)です。あくまで相談窓口であり、診断や治療を行うものではない点は理解しておきましょう。
子どもの急病に迷ったら こども医療でんわ相談 #8000
夜間、子どもが急に熱を出したり吐いたりしたとき、「今すぐ病院に連れて行くべきか、朝まで待てるのか」を判断するのは保護者にとって大きな不安です。そんなときは、小児科医師や看護師に電話で相談できる「こども医療でんわ相談 #8000」を利用できます。番号は全国共通の「#8000」で、広島県の窓口へつながります(つながらない場合は082-555-8870)。相談できる時間帯は、平日は19時から翌朝8時まで、土日・祝日は17時から翌朝8時までとされています。子どもの症状の見方や家庭でのケア、受診の目安についてアドバイスが受けられます。こちらも相談窓口であり、診断そのものを行うものではありません。緊急性が高いと感じる場合は、相談を待たずに119番を検討してください。
医療情報ネット広島県で当日の医療機関を探す
「今この時間に開いている医療機関を自分で調べたい」というときは、厚生労働省の「医療情報ネット」(広島県用)が便利です。地域・診療科目・診療日時などの条件から、対応している医療機関を検索できます。福山市のホームページでも、当日対応している医療機関の確認先としてこの検索サービスが案内されています。ただし、掲載情報と実際の受付状況が一致しないこともあるため、行く前に必ず電話で受け入れ可否を確認することが大切です。特に夜間・休日は診療体制が限られるため、いきなり訪れるのではなく、まず電話で状況を伝えるのが基本です。
夜間・休日に受診できる場所の種類を知る
ひと口に「夜間・休日の医療」といっても、受け皿はいくつかの種類に分かれています。それぞれ役割と対象が異なり、症状の重さによって使い分けるのが本来の姿です。まずは全体像をつかんでおくと、いざというときに迷いにくくなります。
休日夜間急患診療所(軽症の応急診療)
福山市には、夜間の急病に対応する応急診療所として福山夜間成人診療所(内科・外科)と福山夜間小児診療所(小児科)があります。これらは、比較的軽症の急病に対して応急的な診療を行う一次救急の窓口です。あくまで「応急」であり、薬は当座の分だけ、継続的な治療は翌日以降にかかりつけ医で、という位置づけになっています。夜間に「様子を見るのは不安だが、救急車を呼ぶほどではない」というときの受け皿として設けられています。受診前には電話で状況を伝えるのが安心です。
救急告示病院(救急搬送・重症対応)
入院や手術を要するような重症・中等症に対応するのが、二次・三次救急を担う救急告示病院です。福山市内には多数の救急告示病院があり、救急車での搬送先にもなります。中でも福山市民病院は救命救急センターを持ち、地域の重症救急を担う中核的な存在です。ただし、これらの病院は本来、緊急性・重症度の高い患者への対応を優先する施設です。軽症で自己判断のまま受診すると、本当に救急対応が必要な人の治療を遅らせてしまうこともあります。重症が疑われる場合は119番や#7119を通じて適切な搬送・案内を受けるのが望ましい流れです。
休日当番医(日中の休日診療)
日曜・祝日などの日中には、市内の医療機関が交代で診療を担当する休日診療(休日当番医)の仕組みがあります。福山市ホームページによると、休日診療医療機関の診療時間はおおむね9時から17時とされています。当番の医療機関は日によって変わるため、福山市ホームページの「休日診療医療機関」一覧や医療情報ネットで、その日の担当を確認してから向かいます。日中の軽い体調不良であれば、夜間診療所より先にこの休日当番医が選択肢になります。
休日応急歯科診療
歯の急な痛みや歯ぐきの腫れ、口の中のけがは、内科系の窓口では対応できません。福山市では、福山市歯科医師会が日曜・祝日・お盆・年末年始に休日応急歯科診療を行っています。会場は福山市歯科医師会館で、あくまで痛みを抑えるなどの応急処置が中心です。入れ歯や被せ物の作製、継続的な治療は行っていないため、応急処置のあとは後日かかりつけの歯科を受診する流れになります。
📋 夜間・休日の医療機関・相談窓口 一覧比較表
ここまで紹介した窓口を一覧にまとめました。まずはこの表で全体像をつかみ、詳しくは次章の各詳細で確認してください。受付時間・対応は変わることがあるため、必ず受診前に電話・公式サイトで確認してください。
| 機関・窓口 | 対応 | エリア/会場 | 受付・対応時間(要確認) | 電話確認 |
|---|---|---|---|---|
| 救急車 | 命に関わる緊急全般 | 福山市全域 | 24時間・年中無休 | 119 |
| 救急相談センター #7119 | 受診の要否・救急車の要否を相談 | 備後圏域(福山市ほか) | 24時間365日 | #7119 / 082-246-2000 |
| こども医療でんわ相談 #8000 | 子どもの急病を電話相談 | 広島県 | 平日19時〜翌8時/休日17時〜翌8時 | #8000 / 082-555-8870 |
| 福山夜間成人診療所 | 内科・外科(軽症の応急診療) | 三吉町南(医師会館周辺) | 毎日 19時30分〜23時(受付22時45分まで) | 084-982-9946 |
| 福山夜間小児診療所 | 小児科(0〜15歳の内科的急病) | 三吉町南(福山市医師会館内) | 年中無休 19時〜22時30分(受付22時15分まで) | 084-922-4999 |
| 休日診療(休日当番医) | 日中の休日の一般診療 | 市内・日替わり当番 | おおむね9時〜17時 | 要・市HPで当番確認 |
| 休日応急歯科診療 | 歯の痛み等の応急処置 | 福山市歯科医師会館(南蔵王町) | 受付10時〜16時(日祝・お盆・年末年始) | 084-941-4444 |
| 救急告示病院 | 入院・手術を要する救急 | 市内各所 | 病院により異なる | 各病院/119・#7119経由 |
※上記は最終確認 2026年7月7日時点の公的情報にもとづく目安です。診療時間・受付・対応科目・当番は変動します。最新情報は各機関の公式・電話で必ずご確認ください。
📖 各医療機関・窓口の詳細
ここからは、一覧に挙げた医療機関・相談窓口を一つずつ詳しく紹介します。所在地・連絡先・対応時間などは公的情報にもとづいて記載していますが、変動する情報のため、受診・利用の前に必ず電話および公式サイトでご確認ください。
福山夜間成人診療所(内科・外科)
📍 福山市三吉町南 / 大人の夜間の軽症急病 / 一次救急
夜間に大人が急に体調を崩したとき、軽症の応急診療を受けられるのが福山夜間成人診療所です。福山市の公式案内によると、対応科目は内科・外科で、診療時間は毎日19時30分から23時(受付は22時45分まで)とされています。外科の受診については、出務する医師によって対応できない場合があるため、受診の前に電話で問い合わせるよう案内されています。
この診療所は、あくまで軽症の患者に対する応急的な診療を目的としています。処方される薬は当座の1日分のみとされ、症状が続く場合は翌日以降にかかりつけ医を受診することが前提です。また、中学3年生までの内科的な急病については、次に紹介する夜間小児診療所の利用が案内されています。受診時には、マイナ保険証(または資格確認書)、医療受給者証、お薬手帳の提示が求められます。
「明日まで待てるか不安だが、救急車を呼ぶほどではない」という大人の夜間の急病に、まず思い出したい窓口です。ただし胸の痛みや強い呼吸苦など重症を疑うサインがあるときは、この診療所ではなく119番や#7119での相談が優先されます。
| 所在地 | 福山市三吉町南二丁目11番22号(※公式確認) |
|---|---|
| 対応科目 | 内科・外科(外科は事前に電話確認) |
| 受付時間 | 毎日 19時30分〜23時(受付22時45分まで/※公式確認) |
| 電話 | 084-982-9946(夜間専用) |
| 持ち物 | マイナ保険証・資格確認書/医療受給者証/お薬手帳 |
| 注意 | 軽症の応急診療・薬は1日分・継続治療は翌日かかりつけ医へ |
福山夜間小児診療所(小児科)
📍 福山市三吉町南・福山市医師会館内 / 子どもの夜間の急病 / 一次救急
夜間に子どもが急に熱を出した、吐いた、という内科的な急病に対応するのが福山夜間小児診療所です。福山市医師会の案内によると、所在地は福山市三吉町南二丁目11番25号(福山市医師会館 1階西側)、電話は084-922-4999、診療時間は年中無休で19時から22時30分(受付は22時15分まで)です。対象は0歳児から15歳(中学3年生まで)で、診療科目は小児科(内科的疾患)です。
付き添いは原則1名までとされ、2歳以上はマスクの着用が推奨されています。新型コロナウイルス感染などが疑われる場合は、来院前に電話で連絡するよう案内されています。各種検査は医師の判断により行われます。骨折や大きなけがなど外科的な処置が必要な場合は、この診療所の対象外となることがあるため、あらかじめ電話で相談すると確実です。
子どもの急な発熱は保護者にとって特に不安が大きいものですが、まず落ち着いて症状を観察することが大切です。判断に迷うときは前述のこども医療でんわ相談「#8000」に電話し、受診の目安について助言を受けたうえで、この診療所の利用を検討するとよいでしょう。ぐったりして反応が乏しい、けいれんが続くなど緊急性が高いと感じる場合は、相談を待たずに119番を検討してください。
| 所在地 | 福山市三吉町南二丁目11番25号 福山市医師会館1階西側(※公式確認) |
|---|---|
| 対応科目 | 小児科(0〜15歳・中学3年生までの内科的急病) |
| 受付時間 | 年中無休 19時〜22時30分(受付22時15分まで/※公式確認) |
| 電話 | 084-922-4999 |
| 注意 | 付き添い1名まで・2歳以上マスク推奨・感染疑いは事前電話 |
休日診療医療機関(休日当番医)
📍 福山市内・日替わりの当番制 / 日曜・祝日の日中の急病 / 一次救急
日曜・祝日などの日中に体調を崩したときは、その日の当番となっている休日診療医療機関を利用します。福山市の案内では、休日診療の診療時間はおおむね9時から17時とされています。当番の医療機関はその日ごとに変わるため、あらかじめ福山市ホームページの「休日診療医療機関」一覧で、日付ごとの担当と診療科目を確認してから向かうのが基本です。
休日当番医は、比較的軽い体調不良や、平日まで待てないけれど救急車は必要ない、といった日中の急病に向いた窓口です。担当する医療機関や対応できる科目は日によって異なるため、受診前に電話で「診てもらえるか」「その症状に対応できるか」を確認しておくと、行ってから対応外だった、という行き違いを防げます。特に小さな子どもの場合は、小児科が当番かどうかも合わせて確認しましょう。
なお、当番医の情報は福山市ホームページのほか、医療情報ネット広島県でも検索できます。休日の夜間帯に入る場合は、当番医の受付終了後は前述の夜間成人診療所・夜間小児診療所へと窓口が移っていく点も覚えておくと安心です。
| 会場 | 福山市内・日替わりの当番医療機関 |
|---|---|
| 対応 | 日曜・祝日など日中の一般診療(科目は当番により異なる) |
| 診療時間 | おおむね9時〜17時(※市HPで日ごとに確認) |
| 確認方法 | 福山市ホームページ「休日診療医療機関」/医療情報ネット |
| 注意 | 当番・対応科目は日により変動・受診前に電話確認 |
休日応急歯科診療(福山市歯科医師会)
📍 福山市南蔵王町・福山市歯科医師会館 / 歯の急な痛み・口のトラブル / 応急処置
休日に歯が急に痛みだした、詰め物が取れた、口の中をけがした──そんなときの窓口が、福山市歯科医師会による休日応急歯科診療です。会場は福山市南蔵王町6丁目19番34号 福山市歯科医師会館1階、電話は084-941-4444、受付時間は10時から16時とされています。診療日は日曜日・祝日・お盆(8月14日・15日)・年末年始(12月30日〜1月3日)です。
ここで行われるのは、あくまで痛みや腫れを抑えるための応急処置です。継続的な治療、入れ歯や被せ物の作製などは行っていないため、応急処置を受けたあとは、後日あらためてかかりつけの歯科医院を受診することになります。受診の際は、マイナンバーカードまたは健康保険証、服用中の薬があればお薬手帳、広島県内の該当者は福祉医療受給者証を持参します。マスクの着用が必須とされ、保険証のコピーでは全額自費扱いになる点にも注意が必要です。
歯の痛みは我慢が難しく、夜も眠れないほどつらいこともあります。ただし、休日応急歯科診療は診療日・時間が限られているため、時間外の場合はまず冷やして安静にし、市販の鎮痛薬を用法どおりに使うなどして、診療可能な時間に受診するという流れが現実的です。
| 所在地 | 福山市南蔵王町6丁目19番34号 福山市歯科医師会館1階(※公式確認) |
|---|---|
| 診療日 | 日曜・祝日・お盆(8/14・15)・年末年始(12/30〜1/3) |
| 受付時間 | 10時〜16時(※公式確認) |
| 電話 | 084-941-4444 |
| 持ち物 | マイナ保険証・健康保険証/お薬手帳/福祉医療受給者証 |
| 注意 | 応急処置のみ・継続治療は後日かかりつけ歯科へ・マスク必須 |
救急相談センター 備後圏域「#7119」
📍 備後圏域(福山市ほか) / 受診・救急車の要否を電話相談 / 24時間365日
「救急車を呼ぶべきか」「今すぐ受診すべきか」を判断できないとき、電話で相談できるのが救急相談センターです。広島県では令和6年(2024年)4月から、福山市を含む備後圏域がこの「#7119」の対象エリアに加わりました。電話をすると看護師などの相談員が症状を聞き取り、救急車を呼んだほうがよいか、急いで受診すべきか、翌日の受診でよいか、家庭での手当ての方法などを助言してくれます。
電話番号は短縮ダイヤルの「#7119」。この番号でつながらない場合や、岡山県・山口県の携帯電話からかける場合などは「082-246-2000」を利用します。対応は24時間365日で、相談は無料です(通話料は自己負担)。ただし、健康相談・セカンドオピニオン・医薬品の一般的な情報提供・育児や介護の相談などには対応していません。あくまで「救急にあたるかどうか迷ったとき」の窓口です。
この#7119を上手に使うと、「軽症なのに救急外来へ行って長時間待った」「本当は救急車が必要だったのに我慢してしまった」という両方の失敗を減らせます。夜間・休日に迷ったら、まず電話でプロに相談する。この習慣を持っておくだけで、いざというときの行動がぐっと落ち着きます。
| 対象エリア | 備後圏域(福山市・府中市など/※令和6年4月〜) |
|---|---|
| 相談内容 | 救急車・受診の要否、診療科目・医療機関の案内、応急手当の助言 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 電話 | #7119(つながらない場合 082-246-2000) |
| 費用 | 相談無料(通話料は自己負担) |
こども医療でんわ相談「#8000」
📍 広島県 / 子どもの夜間の急病を電話相談 / 平日夜間・休日
子どもが夜に急な発熱・嘔吐・けがなどをしたとき、「今すぐ受診か、朝まで待てるか」を小児科医師・看護師に電話で相談できるのが、こども医療でんわ相談「#8000」です。番号は全国共通の「#8000」で、広島県の相談窓口につながります(つながらない場合は082-555-8870)。相談できる時間帯は、平日は19時から翌朝8時まで、土日・祝日は17時から翌朝8時までとされています。
子どもは体調の変化が急で、症状をうまく言葉で伝えられないため、保護者の不安は大きくなりがちです。#8000では、症状の見方、家庭でのケアの方法、受診の目安についてアドバイスが受けられます。前述の福山夜間小児診療所を利用する前に、まずこの#8000で相談し、受診の必要性を確認するという使い方もできます。
ただし、これは相談窓口であり、診断や治療を行うものではありません。「ぐったりして反応がない」「呼吸がおかしい」「けいれんが止まらない」など緊急性が高いと感じる場合は、相談を待たずに119番を検討してください。判断に迷う時間帯こそ、電話でプロの声を聞くことが、子どもを守る近道になります。
| 対象 | 子どもの夜間・休日の急な体調不良の電話相談 |
|---|---|
| 相談内容 | 症状の見方・家庭でのケア・受診の目安 |
| 対応時間 | 平日19時〜翌8時/土日・祝日17時〜翌8時 |
| 電話 | #8000(つながらない場合 082-555-8870) |
| 注意 | 相談窓口・緊急時は待たず119番を検討 |
救急告示病院(福山市民病院ほか)
📍 福山市内各所 / 入院・手術を要する救急 / 二次・三次救急
入院や手術が必要になるような重症・中等症に対応するのが、救急告示病院です。福山市ホームページの「救急病院・診療所一覧」には、市内の救急告示病院が多数掲載されています。中でも福山市民病院(蔵王町・084-941-5151)は救命救急センターを備え、地域の重症救急を担う中核病院です。ほかにも、福山医療センター(沖野上町・084-922-0001)、脳神経センター大田記念病院(沖野上町・084-931-8650)、中国中央病院(御幸町・084-970-2121)、日本鋼管福山病院(大門町・084-945-3106)など、市内各所に救急告示病院があります。
ただし、これらの病院は本来、緊急性・重症度の高い患者への対応を優先する施設です。夜間・休日に自己判断で救急外来を訪れると、長時間待つことになったり、本当に救急対応が必要な人の治療を遅らせてしまうこともあります。重症が疑われるときは、まず119番で救急車を要請するか、#7119で相談し、適切な病院へ案内してもらうのが望ましい流れです。かかりつけ病院がある方は、その病院の夜間・休日の受け入れ体制をあらかじめ確認しておくと安心です。
なお、救急告示病院であっても、当直の診療科や受け入れ状況は日や時間帯によって変わります。直接向かう前に必ず電話で受け入れ可否を確認することが、行き違いを防ぐうえで欠かせません。
| 役割 | 入院・手術を要する二次・三次救急への対応 |
|---|---|
| 中核病院 | 福山市民病院(救命救急センター/084-941-5151) |
| 主な救急告示病院 | 福山医療センター、大田記念病院、中国中央病院、日本鋼管福山病院ほか |
| 受診の流れ | 重症疑いは119番・#7119経由で案内を受けるのが基本 |
| 注意 | 受け入れ体制は日・時間帯で変動・事前に電話確認 |
医療情報ネット(広島県用・厚生労働省)
📍 広島県全域・オンライン検索 / 当日対応の医療機関を探す / 24時間閲覧可
「いま開いている医療機関を自分で探したい」というときに使えるのが、厚生労働省の医療情報ネット(広島県用)です。地域・診療科目・診療日時などの条件を指定して、対応している医療機関を検索できます。福山市ホームページでも、当日対応している医療機関の確認先としてこの検索サービスが案内されています。夜間・休日はもちろん、平日日中にかかりつけ以外の医療機関を探すときにも役立ちます。
便利な一方で、掲載情報と実際の受付状況にはずれが生じることがあります。検索で見つかった医療機関でも、その時間に急病を受け付けているとは限りません。検索したうえで、必ず電話で受け入れ可否を確認してから向かうのが鉄則です。特に夜間・休日は診療体制が限られるため、この一手間が無駄足を防ぎます。
スマートフォンからも利用できるので、いざというときのためにブックマークしておくと安心です。ただし、緊急性が高いと感じるときは検索に時間をかけず、119番や#7119を優先してください。
| 提供 | 厚生労働省 医療情報ネット(広島県用) |
|---|---|
| できること | 地域・診療科・日時から対応医療機関を検索 |
| 利用時間 | オンラインで24時間閲覧可 |
| 注意 | 受付状況は要電話確認・緊急時は119/#7119を優先 |
受診前に準備すること・持ち物
夜間・休日に受診する際は、スムーズに診療を受けるための持ち物と準備があります。慌てて出かけて忘れ物をすると、受付で余計な時間や費用がかかることもあります。落ち着いて、次の4点を確認しましょう。
健康保険証・マイナ保険証
受診には健康保険証(マイナ保険証・資格確認書)が必要です。福山夜間成人診療所や休日応急歯科診療でも、マイナ保険証や資格確認書の提示が求められると案内されています。歯科の休日応急診療では、保険証のコピーでは全額自費扱いになるとされているため、必ず原本またはマイナンバーカードを持参してください。子どもの受診の場合も、子ども本人の保険証を忘れずに。
各種医療証・受給者証
乳幼児医療費助成やひとり親家庭等医療費助成などの福祉医療受給者証(医療証)を持っている方は、保険証と一緒に持参します。これを提示することで、自己負担が軽減される場合があります。子どもの受診では特に医療証を忘れやすいので、保険証とセットで保管しておくとよいでしょう。
お薬手帳
普段から飲んでいる薬がある方は、お薬手帳を必ず持参してください。夜間・休日の応急診療では、初めて診る医師が短時間で判断することになります。現在の薬の情報は、飲み合わせや処方を判断するうえで非常に重要です。お薬手帳がない場合は、薬の名前が分かるもの(薬の袋や説明書など)でも役立ちます。
症状メモ・経過の記録
いつから、どんな症状が、どのくらいの強さで続いているのか。熱があるなら測った体温と時刻、子どもなら食欲や機嫌、嘔吐や下痢の回数など、経過をメモしておくと、診察が的確でスムーズになります。特に子どもは自分で症状を説明できないため、保護者が観察した内容が大きな手がかりになります。慌てているときほど、スマートフォンのメモに一言残しておくだけで、受付や診察での伝え漏れを防げます。
症状別 どこに相談・受診するかの一般的な目安
ここでは、夜間・休日に体調を崩したときの一般的な目安を整理します。ただし、症状の感じ方や重さは人それぞれで、同じ症状でも背景によって対応が変わります。ここに書かれた内容は「必ずこうすべき」という医療判断ではありません。実際の判断は、#7119・#8000などの相談窓口や医療機関にゆだねてください。迷ったら相談する、これが基本です。
大人の急な発熱・体調不良
大人が夜間に発熱や軽い体調不良を感じたとき、緊急性が高くなさそうであれば、まずは水分をとって安静にし、市販の解熱鎮痛薬を用法どおりに使って様子を見るという選択もあります。受診を考えるなら、夜間は福山夜間成人診療所、日中の休日なら休日当番医が窓口になります。ただし、強い胸の痛み、息苦しさ、意識がもうろうとするなど重症を疑うサインがあるときは、様子見をせず119番や#7119での相談を優先してください。判断に迷うときは#7119です。
子どもの発熱・けいれん・嘔吐
子どもの急な発熱は多くの場合、慌てず経過を見られるものですが、月齢が低い場合や、ぐったりして反応が乏しい、水分がとれない、けいれんが起きた・続くといったときは注意が必要です。判断に迷うときは、まずこども医療でんわ相談「#8000」に電話し、受診の目安について助言を受けるのがよいでしょう。受診が必要と考えられる夜間は福山夜間小児診療所が窓口になります。反応がおかしい、呼吸が苦しそう、けいれんが止まらないなど緊急性が高いと感じる場合は、相談を待たずに119番を検討してください。
けが・打撲・切り傷
軽いすり傷や打撲であれば、洗浄・止血・冷却などの応急手当てで様子を見られることもあります。出血が止まらない、傷が深い、頭を強く打った、骨折が疑われるといった場合は、外科的な対応が必要になることがあります。夜間の外科的な急病について福山夜間成人診療所は事前の電話確認が案内されているため、まず電話で相談しましょう。重症を疑うけがや頭部の強打などは、迷わず119番・#7119を検討してください。手当ての方法に迷うときも#7119で助言を受けられます。
歯の痛み・口の中のトラブル
歯の急な痛みや歯ぐきの腫れは、内科系の窓口では対応できません。休日であれば福山市歯科医師会の休日応急歯科診療(受付10時〜16時)が窓口になります。診療時間外の場合は、患部を冷やして安静にし、市販の鎮痛薬を用法どおりに使うなどして、診療可能な時間の受診につなげるのが現実的です。ただし、口の中の大きなけがや、顔の腫れが急速に広がる・強い痛みや発熱を伴うなど、ただの歯痛と思えない症状があるときは、医療機関や#7119への相談を検討してください。
かかりつけ医・平日日中受診のすすめ
夜間・休日の医療は、あくまで「その時間帯に急いで対応が必要な人」のための限られた体制です。日ごろからかかりつけ医を持ち、平日の日中に受診する習慣をつけておくことが、自分の健康にも、地域の救急体制を守ることにもつながります。
軽症での救急利用を控える理由
夜間・休日の応急診療所や救急告示病院は、限られた人員・体制で運営されています。軽症の患者が救急外来に集中すると、待ち時間が長くなるだけでなく、本当に緊急性の高い人への対応が遅れてしまうことがあります。「コンビニ受診」という言葉が使われるように、緊急でない受診が救急医療の現場を圧迫することは全国的な課題です。翌日まで待てそうな症状であれば、平日日中のかかりつけ医受診に回すことが、結果として自分にも周囲にも良い選択になります。
かかりつけ医を持つメリット
かかりつけ医がいると、普段の体調や持病、飲んでいる薬を把握したうえで診てもらえるため、的確で安心感のある医療が受けられます。夜間・休日に急病になったときも、かかりつけ医の診療時間や連絡方法をあらかじめ知っておけば、判断の助けになります。子どもについても、日ごろから小児科のかかりつけを持っておくと、いざというときの相談先が明確になります。健康なうちに、身近な医療機関を一つ決めておきましょう。
#7119を上手に使う
「夜間・休日に体調を崩したが、受診すべきか分からない」というとき、最初に頼れるのが#7119です。24時間365日、看護師などが受診や救急車の要否を助言してくれます。この番号を知っているだけで、「とりあえず救急外来へ」「我慢して朝まで待つ」という両極端の判断を避けられます。家族で番号を共有し、電話のそばや冷蔵庫などに#7119・#8000・119をメモして貼っておくと、いざというときに慌てません。備えておくことが、落ち着いた行動の第一歩です。
場面別の行動フロー(夜間・休日に体調を崩したら)
実際に夜間・休日に体調を崩したとき、どんな順番で考えればよいか、代表的な場面ごとに流れを整理しました。あくまで一般的な流れであり、緊急性が高いと感じたらどの段階でも119番を優先してください。
平日の夜間に大人が発熱したら
まず、意識や呼吸に異常がないか、強い胸の痛みなど重症のサインがないかを確認します。重症を疑うなら119番・#7119。そうでなければ、水分と安静で様子を見られるか、受診が必要かを考えます。判断に迷えば#7119へ電話。受診するなら、時間帯に応じて福山夜間成人診療所(19時30分〜受付22時45分)を検討し、事前に電話で状況を伝えます。翌朝まで待てそうなら、翌日にかかりつけ医を受診するのが基本です。
休日の昼間に子どもが体調を崩したら
子どもの機嫌・食欲・水分がとれているか、ぐったりしていないかを観察します。緊急性が高そうなら119番。判断に迷うときは、日中でも夜間帯(平日19時〜/休日17時〜)に入っていれば#8000に相談できます。日中の受診なら、その日の休日当番医(小児科が当番か要確認)を福山市ホームページで調べ、電話してから向かいます。夜間帯に入れば福山夜間小児診療所(19時〜受付22時15分・0〜15歳)が窓口です。
深夜に強い痛み・意識がおかしいと感じたら
深夜に、意識がもうろうとする、呼吸が苦しい、突然の激しい頭痛や胸の痛み、体の片側が動かないといった症状が出たときは、様子見をせずただちに119番を検討してください。こうしたサインは一刻を争うことがあり、時間の経過が予後を左右します。「大げさかも」とためらう必要はありません。通報したうえで、指令員の指示に従って行動しましょう。判断に迷う程度であれば#7119で相談し、必要に応じて救急要請や受診の案内を受けます。
福山の救急医療を支える仕組みと私たちにできること
夜間・休日でも安心して医療を受けられる背景には、役割分担された救急医療の仕組みがあります。その仕組みを理解し、適切に使うことが、限られた医療資源を守り、本当に必要な人に医療を届けることにつながります。
一次・二次・三次救急の役割分担
救急医療は、症状の重さに応じて段階的に役割が分かれています。一次救急は、入院を要しない比較的軽症の患者に対応する窓口で、福山夜間成人診療所・福山夜間小児診療所・休日当番医・休日応急歯科診療などがこれにあたります。二次救急は、入院や手術が必要な患者に対応する救急告示病院。三次救急は、生命に関わる重篤な患者に対応する救命救急センターで、福山市民病院がその役割を担っています。症状に応じて適切な段階を利用することで、それぞれの現場が本来の力を発揮できます。
適正受診が救急を守る
この役割分担は、一人ひとりが適切に窓口を選ぶことで初めて機能します。軽症なのに救急告示病院や救命救急センターに集中すれば、重症患者への対応が遅れます。反対に、重症のサインを我慢して受診が遅れれば、命に関わります。だからこそ、迷ったら#7119で相談し、症状に見合った窓口を選ぶことが大切です。適正受診は、自分のためだけでなく、同じ地域に暮らす誰かの命を守る行動でもあります。福山の救急医療は、市民一人ひとりの落ち着いた行動によって支えられています。いざというときに慌てないよう、この記事の連絡先を家族で共有しておきましょう。
よくある質問
夜間・休日に体調を崩したら、まずどこに連絡すればいい?
福山夜間成人診療所は何時まで受け付けていますか?
子どもが夜に急に熱を出しました。どうすればいい?
#7119と#8000は何が違いますか?
休日の昼間に受診したいときはどこへ行けばいい?
休日に歯が痛くなったときは?
受診のときに持って行くものは?
軽症でも救急告示病院や救急外来に行っていいですか?
いま開いている医療機関を自分で探す方法はありますか?
この記事に載っている時間や連絡先は変わることがありますか?
出典・参考
・福山市ホームページ「福山夜間成人診療所のご案内」 https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/hokenshosomu/768.html
・福山市ホームページ「救急病院・診療所一覧(福山市内)」 https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/hokenshosomu/208.html
・一般社団法人 福山市医師会「福山夜間小児診療所」 https://www.fmed.jp/cnt/touban/yakansyouni.html
・福山市歯科医師会「休日応急診療」 https://www.fukuyama-dent.jp/emergency.php
・広島県「救急車を呼ぶ?迷ったときは…#7119」 https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/5/kyukyuriyou.html
・広島市「救急相談センター広島広域都市圏・備後圏域 #7119」 https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/emergency/1032039/1003132.html
・厚生労働省「医療情報ネット(広島県用)」 医療情報ネット
※診療時間・受付時間・対応科目・休日当番医・各種窓口の対応時間は最終確認 2026年7月7日時点の公的情報にもとづきます。これらは変動するため、最新・正確な情報は各機関の公式サイトおよび受診前の電話で必ずご確認ください。本記事は受診前確認のための目安であり、特定の症状に対する医療判断を示すものではありません。命に関わる緊急時は迷わず119番へ。